アジア系プロデューサーの台頭
2010年 03月 12日
風邪は未だ後遺症状をのこしつつ、昨日から授業に出始めたのはお伝えした通り。
昼に「Profession2」を終えた後、夜7時からはマーケティングのクラスに出席。
昨日もいつも通り豪華ゲストで、Disneyのマーケティング担当EVPが来てプロモーションについて語ってくれた。ハリウッドでは珍しく、年が行っている人だったが、話し始めたら止まらなくなって10時を過ぎても全く気づくこと無く、先生が無理やり止めに入るくらいだった。
相変わらず先生は夫婦で来ていて微笑ましい。最近Disneyを辞めて個人のマーケティング会社とオーガニック食品の会社を立ち上げたそうで、いつも緑色の青汁みたいなジュースを飲んでいる。
で、肝心な授業ですが、このマーケテイングのクラスは私にとっては非常にイージーで、日米の差はあれど一応広告会社で6年働いてましたから。実感として先生の話していることがわかるわけです。
そんな中でちょっとよそ見して、日米のCo-Productionでやるべきテーマとか作品ってなんだろう、とひとり考えを巡らしていました。
そのうちの一つが、ロバート・ホワイティング著『東京アンダーワールド』という本。終戦後帰国せずに日本に残り六本木でピザ屋を始めたアメリカ人が、戦後の混乱のなかで日本の黒社会とつながり、様々な出来事を目撃していくというストーリーで、これを大学生で読んだときはめちゃくちゃ興奮しましたね。
そういえば帯に「マーティン・スコセッシ監督で映画化」と書いてあったのに、どうしちゃったの?と思い帰宅後に検索をかけてみました。
そうしたら、どうやら2000年頃にはドリームワークスが持っていたオプションは失効して、なんと2008年にワーナーが再度オプションしたとの報道が出ていましたね。ちょうどこっちに留学し始めていた頃で、このニュースは見てませんでした。
「なぬーーーー」と頭に血を上らせながら英語で検索して行くと、WarnerとExclusive Dealを結んでいるDan Linというプロデューサーが権利を取得し、現在企画開発中とのこと。
誰だこれ?と調べてみると、まったくハリウッド臭のしない人の良さそうなアジア人の顔写真が。

全然知りませんでしたが、この前大ヒットした『シャーロック・ホームズ』のプロデューサーやら、『Terminator4』のエグゼクティブプロデューサーを務め、ワーナーで現在企画中のLEGO映画やら、Death Noteのハリウッドリメイクを手がけている人らしいです。
台湾生まれの台湾人で幼少期にアメリカに渡り、ペンシルバニア大学からハーバードビジネススクールを出た秀才らしく、その後ワーナーでStudio Executiveを務め、数年前に独立したとの経歴。
自身でも「イベント映画を作るのが自分の指名」「ワーナーで働いていたので、彼らが何を求めているかが良くわかる」と書いている通り、スタジオが取得した作品や権利を実際に映画化していく社内プロデューサーに近い存在なのでしょう。
※ちなみに権利取得(本とかリメイクとか)はプロデューサーが行うことが一般的ではあるが、大作の場合はスタジオが行う場合もある。シャーロック・ホームズなんかは多分そうだろうし、Death Noteも当然日本のワーナーが配給している関係で、ワーナー本社が権利を取ったんでしょう。
94年に大学を出てるってことは飛び級してなければ38歳かぁ。HBSを出たのは99年で在学中にワーナーでインターンして、卒業後に入社。それで2006年にはSenior Vice Presidentなわけですから、どんだけ優秀なんだと。
Hurt Lockerのプロデューサーもそうですけど、ハリウッドで活躍している人たちはほんとに若い。サイバーエージェント藤田社長みたいなのがゴロゴロしている感覚ですね。
『東京アンダーグランド』を映画化するうえで自分がプロジェクトに入って何か貢献できるか、と考えると、正直厳しい。すでにワーナーが資金提供することが前提となっているわけで、しょぼいジャパンマネーなんか必要ないだろうし、『ラストサムライ』を作ったときのようにスケールで勝負されたらこちらは一溜りもありませんから。
当然役者には日本人が起用されるんでしょうが、またも素晴らしいストーリーを「ハリウッド100%出資」で作られるのは悔しいことです。
ほか、ハリウッドで有名なアジア系プロデューサーといえば、リメイク王と呼ばれるロイ・リーという韓国系アメリカ人ですね。『リング』『呪怨』『Departed』を手がけ、黒澤明の『生きる』のリメイクも進めているようです。
ぜひこれらのアジア系プロデューサーとも、帰国前に会ってみたいもんです。
どちらのオフィスも我が家から15分以内なので、本気になれば絶対可能だと思いますし。
Woody
昼に「Profession2」を終えた後、夜7時からはマーケティングのクラスに出席。
昨日もいつも通り豪華ゲストで、Disneyのマーケティング担当EVPが来てプロモーションについて語ってくれた。ハリウッドでは珍しく、年が行っている人だったが、話し始めたら止まらなくなって10時を過ぎても全く気づくこと無く、先生が無理やり止めに入るくらいだった。
相変わらず先生は夫婦で来ていて微笑ましい。最近Disneyを辞めて個人のマーケティング会社とオーガニック食品の会社を立ち上げたそうで、いつも緑色の青汁みたいなジュースを飲んでいる。
で、肝心な授業ですが、このマーケテイングのクラスは私にとっては非常にイージーで、日米の差はあれど一応広告会社で6年働いてましたから。実感として先生の話していることがわかるわけです。
そんな中でちょっとよそ見して、日米のCo-Productionでやるべきテーマとか作品ってなんだろう、とひとり考えを巡らしていました。
そのうちの一つが、ロバート・ホワイティング著『東京アンダーワールド』という本。終戦後帰国せずに日本に残り六本木でピザ屋を始めたアメリカ人が、戦後の混乱のなかで日本の黒社会とつながり、様々な出来事を目撃していくというストーリーで、これを大学生で読んだときはめちゃくちゃ興奮しましたね。
そういえば帯に「マーティン・スコセッシ監督で映画化」と書いてあったのに、どうしちゃったの?と思い帰宅後に検索をかけてみました。
そうしたら、どうやら2000年頃にはドリームワークスが持っていたオプションは失効して、なんと2008年にワーナーが再度オプションしたとの報道が出ていましたね。ちょうどこっちに留学し始めていた頃で、このニュースは見てませんでした。
「なぬーーーー」と頭に血を上らせながら英語で検索して行くと、WarnerとExclusive Dealを結んでいるDan Linというプロデューサーが権利を取得し、現在企画開発中とのこと。
誰だこれ?と調べてみると、まったくハリウッド臭のしない人の良さそうなアジア人の顔写真が。

全然知りませんでしたが、この前大ヒットした『シャーロック・ホームズ』のプロデューサーやら、『Terminator4』のエグゼクティブプロデューサーを務め、ワーナーで現在企画中のLEGO映画やら、Death Noteのハリウッドリメイクを手がけている人らしいです。
台湾生まれの台湾人で幼少期にアメリカに渡り、ペンシルバニア大学からハーバードビジネススクールを出た秀才らしく、その後ワーナーでStudio Executiveを務め、数年前に独立したとの経歴。
自身でも「イベント映画を作るのが自分の指名」「ワーナーで働いていたので、彼らが何を求めているかが良くわかる」と書いている通り、スタジオが取得した作品や権利を実際に映画化していく社内プロデューサーに近い存在なのでしょう。
※ちなみに権利取得(本とかリメイクとか)はプロデューサーが行うことが一般的ではあるが、大作の場合はスタジオが行う場合もある。シャーロック・ホームズなんかは多分そうだろうし、Death Noteも当然日本のワーナーが配給している関係で、ワーナー本社が権利を取ったんでしょう。
94年に大学を出てるってことは飛び級してなければ38歳かぁ。HBSを出たのは99年で在学中にワーナーでインターンして、卒業後に入社。それで2006年にはSenior Vice Presidentなわけですから、どんだけ優秀なんだと。
Hurt Lockerのプロデューサーもそうですけど、ハリウッドで活躍している人たちはほんとに若い。サイバーエージェント藤田社長みたいなのがゴロゴロしている感覚ですね。
『東京アンダーグランド』を映画化するうえで自分がプロジェクトに入って何か貢献できるか、と考えると、正直厳しい。すでにワーナーが資金提供することが前提となっているわけで、しょぼいジャパンマネーなんか必要ないだろうし、『ラストサムライ』を作ったときのようにスケールで勝負されたらこちらは一溜りもありませんから。
当然役者には日本人が起用されるんでしょうが、またも素晴らしいストーリーを「ハリウッド100%出資」で作られるのは悔しいことです。
ほか、ハリウッドで有名なアジア系プロデューサーといえば、リメイク王と呼ばれるロイ・リーという韓国系アメリカ人ですね。『リング』『呪怨』『Departed』を手がけ、黒澤明の『生きる』のリメイクも進めているようです。
ぜひこれらのアジア系プロデューサーとも、帰国前に会ってみたいもんです。
どちらのオフィスも我が家から15分以内なので、本気になれば絶対可能だと思いますし。
Woody
by woodyblog | 2010-03-12 06:45

