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ロサンゼルスに留学中後、コンテンツ業界で働く34歳男子のメモ


by woodyblog

Cycle2

1年目に撮影する3本のフィルムのうち、Cycle1が終わっていないにも関わらず、来週月曜にCycle2のチーミングの締め切りがやってきてしまいました。

このチーミングというのが胃の痛くなるような作業で、いつもはフレンドリーなアメリカ人たちの「本音」が見え隠れするわけです。

みんな、実力もありつつコラボラティブな(=つまり自分の意見を聞いてくれる)チームメイトと組んでGreatなフィルムをつくりたいわけです。

で、私はといえば、次のフィルムでは日本人妻を持ち滋賀の禅寺での修行経験もあるアメリカ人・ジェームスコネリーくんと組むことにしました。

ジェームスボンドとショーンコネリーを足したような、「お前は007か?!」というような渋い名前ですが、かなりユニークなやつです。

ジャンルはCycle1のコメディドラマとはガラッと変えて、スリラーを取ろうと思っています。
しかも、再度日本人を主役にして。

ジェームスが暖めていたストーリーに対して、私が日本人主役案を出したところ、これが非常にうまくはまり、「日本人を強引にはめた」映画ではなく、「日本人だからこそリアリティがあり、怖い」というものにできそうです。

月曜日までにWriterも決めなくてはならず、切羽詰ってきました。

でも、アメリカ人っていうのはなかなか図太くて、大半のチームが監督・ライター・プロデューサーの3役を集められていないのが現状だったりします。

また明日も撮影なので、そろそろ寝ます。

Cycle2_c0166476_15344728.jpg


ジェームスが大ファンの「哀川翔」です。
お前はどんだけマニアックなんだ。。。と突っ込みを入れてやりたいですが、かくいう私も過去に哀川翔の伝記を2冊も買ってしまったほどのファンです。

監督に才能があることも大事ですが、感覚が合う、ということも大事です。
自分がいいと思うものを、相手もいいと思う、というのはモノを一緒につくるときの基盤としては欠かせない気がします。センスの部分であまりにコンフリクトが多いと、コラボレーションは成り立たないので。Cycle1でそのことは痛いほど学びました。

Woody
by woodyblog | 2008-10-26 15:37 | AFI